「琵琶湖」「びわ湖」「びわこ」の表記ブレについて

Mother Lake
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妻からLINEで「琵琶湖」「びわ湖」「びわこ」の使い分けについて質問が来ました。

私は

柔らかさのニュアンスで使い分けます。

と説明しましたが、全く理解してもらえませんでした。

色々具体例を挙げて説明しようかと思いましたが、こちらのウェブサイトで非常に詳しく具体例が紹介されているのを発見し、心が折れました。(こんな本職のサイトに勝てるわけがないww←もちろん尊敬です。うちのクソブログとはクオリティが違い過ぎる。。。)

本件で記事を書くのをやめようかと思ったぐらいダメージを受けましたが、「”柔らかさが違う”とは具体的にどういうことか?」という切り口で説明してみようと思います。

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使用例および印象

上記のサイトと重複するものも多いですが、代表的なものはどうしても被るので、開き直って紹介します。(せめてもの矜持として、私の主観で印象に残っているもののみ紹介します。)

「琵琶湖」を用いる例

  • 琵琶湖大橋
  • 琵琶湖博物館
  • ラフォーレ琵琶湖
  • 琵琶湖疎水

どうでしょう。このフル漢字的な表現から彷彿とされる「正統性」「権威性」「歴史の長さ」的なニュアンスを感じ取ってもらえるでしょうか。ネイティブの方は肌感覚でわかるハズです。

「びわ湖」を用いる例

  • びわ湖放送
  • びわ湖タワー
  • びわ湖こどもの国
  • びわ湖バレイ(びわ湖テラス)
  • カイザーベルクびわ湖

どうでしょう。広く普遍的身近なニュアンスを感じ取ってもらえるでしょうか。

私の個人的な主観ですが、ネイティブの方がこのように感じるのは「びわ湖放送」の影響が大きいのではないかと思います。

やっぱりTVの画面越しに字面で見る機会が多いので、そこで薫陶を受けるのでしょう。

「びわこ」を用いる例

  • びわこ学院大学
  • びわこ成蹊スポーツ大学
  • 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
  • びわこ銀行

どうでしょう。「びわ湖」よりも更に柔らかい感じがしませんか。

ただ、これもあくまで私の超・個人的な主観ですが、上記のように、大学や銀行といった大規模な資本を持つ組織が「びわこ」を用いるのは、全文字ひらがなの「びわこ」という過剰な柔らかさを以て、その資本主義的な側面を隠すための隠れ蓑にしているような印象を受けてしまいます。したがって、あまり好きではありません。(※繰り返しますが、超・個人的な主観です。)

大学とか銀行とか、「琵琶湖」を使った方が、もっと権威性とか社会的信用とかが増すと思うのですが。

こういう大規模組織が敢えて「びわこ」という表現を用いるのは、資本主義的なものを意図的に隠すことを狙っているように見え、あざといなぁと感じます。

そう、わざと狙ってる感がある。TVでいうと田中みな実さんみたいなあざとさです。

ただし、次の場合はこの限りでない。

全然あざとくありません。超巨大組織でもないですし。(褒め言葉です。)とってもおいしいです。これからも応援しています。日本に帰れたら、まず食べに行きたい。

つまり、そういうこと。

ぐだぐだ書きましたが、文字で説明するより図の方がよっぽどわかりやすいです。

【クリックで拡大】
https://www.biwakokisen.co.jp/ 琵琶湖汽船ホームページ

この画像を見てください。会社名は「琵琶湖汽船」である一方、サービス内容は「びわ湖クルーズ」と表記します。これがネイティブの感覚だ!

会社名にはフル漢字の「琵琶湖」を用いることで自社の「正統性」や「長い歴史」をブランディングしつつ、提供するサービスの内容には「びわ湖」を用いることでサービスの「親しみ」「普遍性」「かわいさ」をアピールする。

さすが、琵琶湖を熟知した琵琶湖汽船さんです。

大好きだからリンク貼っちゃう。→琵琶湖汽船さんのホームページ

みんなも乗ってね!びわ湖は楽しいよ☆

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