衛生管理者試験:第一種科目のまとめ

雑記

自分の頭の整理のためのメモです。

「一定の業務に常時30人以上」or「特定の業務に常時30人以上」の違い

常時500人超 かつ
坑内労働or一定の業務に常時30人以上
衛生管理者のうち1名専任
常時500人超 かつ
特定の業務に常時30人以上
1名は衛生工学衛生管理者

一定の有害業務

・時間外労働が1日2時間に制限される

・年少者は就業禁止

・常時500人超かつ坑内労働or一定の業務に常時30人以上の場合、衛生管理者のうち1名専任

特定の有害業務

・高熱物体

・鉛、水銀、クロム、硫酸

・ラジウム、エックス線

・異常気圧下

・土石、獣毛などの塵埃または粉末

特定化学物質と有機溶剤、第1類(1種)、第2類(2種)、第3類(3種)の違い

第1類(1種)第2類(2種)第3類(3種)
作業主任者
作業環境測定×
特殊健康診断×(原則)
○(タンク内有機溶剤)

作業環境測定の頻度

鉛を取り扱う業務の作業環境測定の頻度

1年以内ごとに1回

暑熱、寒冷、多湿の屋内作業(ガラス)の作業環境測定の頻度

半月以内ごとに1回

坑内作業場の作業環境測定の頻度

半月以内ごとに1回

特別教育の対象業務

・チェーンソー

・ガンマ線

・エックス線

・廃棄物処理施設の焼却灰

・石綿ビルの解体

・酸素欠乏場所

高圧室内作業、粉塵作業、潜水作業者への送気

第一種特定化学物質(製造に際し厚生労働大臣の許可が必要)

クロルベンジジン顔料の中間体(顔料:インク)
アニシジン染料の中間体(染料:繊維染め)
リリウムベリリウム銅の添加元素(コネクタ等)
ンゾトリクロリド染料の中間体(染料:繊維染め)
オルト-トリジン塩素検出薬
アルファ-ナフチルアミン染料の中間体(染料:繊維染め)
素化ビフェニル(別名PCB)絶縁油

厚労省の規格を備えていないと譲渡、貸与、設置ができない機械

・電動ファン付き呼吸用保護具

酸性ガス用以外の防毒マスク(酸性ガス用は規制対象外)

・ガンマ線装置

・エックス線装置

・40cm3以上のチェーンソー

定期自主検査を行わなければならない機械

①ガンマ線装置

➁一定の局所排気装置やプッシュプル型換気装置

  • 酢酸エチルを重量の5%超で使用する接着剤の製造
  • 屋内のフライアッシュを袋詰め
  • トルエンを重量の10%含有する塗料を用いて塗装
  • 木工用丸のこ盤の使用
  • エタノールの使用
  • アンモニアの使用
  • 塩酸の使用

③特定化学設備

排気装置・換気装置の種類

装置の種類装置の特徴定期自主検査の要否
プッシュプル型換気装置・局所排気+プッシュプルの気流一定のものについては定期自主検査が必要(上記参照)
局所排気装置・局所排気
・フードの種類により
 ①囲い式
 ②外付け式
 ③レシーバー式
 に細分される
一定のものについては定期自主検査が必要(上記参照)
全体換気装置・かき混ぜる定期自主検査は不要

【参考】画像がわかりやすい!

有害物質の排気方法には、大きく分けて全体排気・局所排気・プッシュブル換気の3種類があります。
全体排気とすると有害物質が室内中に飛散するため、通常は局所排気(プッシュプル換気を含む)とします。

局所排気装置と類似したものに、プッシュプル換気装置があります。
プッシュプル換気装置は空気を入れるフードと、空気を出すフードと2つがセットになっており、2つのフード間に一定の空気の流れができるのが特徴です。

局所排気装置は気体を吸収するだけでしたが、プッシュプル型では空気を押して吸収部分に誘導してくれるので、広範囲の発生源に対応することができ、少ない風量で換気できる特徴があります。
有害物質の発生源が広い場合や、発生源が移動する作業場などに最適です。(例:自動車の塗装作業など)

塗装ブースの種類について | アネスト岩田 製品情報サイト

化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針

10 リスク低減措置の検討及び実施
(1) 事業者は、法令に定められた措置がある場合にはそれを必ず実施するほか、法令に定められた措置がない場合には、次に掲げる優先順位でリスクアセスメント対象物に労働者がばく露する程度を最小限度とすることを含めたリスク低減措置の内容を検討するものとする。<略>
ア 危険性又は有害性のより低い物質への代替、化学反応のプロセス等の運転条件の変更、取り扱うリスクアセスメント対象物の形状の変更等又はこれらの併用によるリスクの低減
イ リスクアセスメント対象物に係る機械設備等の防爆構造化、安全装置の二重化等の工学的対策又はリスクアセスメント対象物に係る機械設備等の密閉化、局所排気装置の設置等の衛生工学的対策
ウ 作業手順の改善、立入禁止等の管理的対策
エ リスクアセスメント対象物の有害性に応じた有効な保護具の選択及び使用

化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針|安全衛生情報センター

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