2020年10月17日、「ホエールウォッチング+亀山島周遊クルーズツアー」なるものに参加するため、宜蘭に行ってきました。
結果的にホエールには会えませんでしたが、いろいろな意味で刺激的な体験ができ、結果的には非常に楽しかったので、備忘のためメモしておきます。
1.亀山島とは
礁渓から東北の方角にある太平洋上の島で、遠方から見るとウミガメのように見えることから亀山島と呼ばれています。面積はわずかに2.9平方kmですが、台湾東北海域の要衝に位置しています。清代以来、この地の朝の風景は、「亀山朝日」と呼ばれ、蘭陽の名勝にあげられてきました。とくに4月から9月にかけての早朝5~6時、頭城海水浴場や蘭陽渓口からの眺めは絶景として知られています。
台湾交通部観光局の亀山島紹介ページ
地図でいうと場所はここです。
2.ツアー概要
妻がkkdayという旅行サイトで予約し、参加することとなりました。
宜蘭の亀山島の周りを船で一周し、ホエールウォッチングを行うツアーです。
ツアーには数種類あり、亀山島に上陸するコースもあります。
- ホエールウォッチング+亀山島周遊クルーズ
- 亀山島上陸ツアー+亀山島周遊クルーズ
- 亀山島上陸ツアー+ホエールウォッチング+亀山島周遊クルーズ
- 【毎日人数制限】亀山島上陸ツアー+亀山島周遊クルーズ+401高地
kkdayのサイトの写真をご覧いただければお分かりのように、すごく綺麗な島です。
ホエールウォッチングについては下記の記載があります。
太平洋に面した宜蘭(ぎらん/イーラン)は、台湾の中でもホエールウォッチングの盛んなエリアとして知られています。中でもこのホエールウォッチングでは、高い確率でハシナガイルカをご覧いただけるのが特徴。船べりまで寄ってくる人懐っこいイルカたちを間近でご覧ください。
kkdayのツアー紹介ページ
ツアー当日の指定時間に、宜蘭烏石港を訪れ、そこから船に乗ります。
2.台北から烏石港への移動方法
バスが便利です。129TWDです。悠遊カードで乗れます。
MRT圓山駅から國光客運の「1788」バスに乗れます。始発駅です。
バス乗車前に整理券を取っておく必要があります。悠遊カードで乗る場合も必要です。整理券はバス乗り場の乗車券販売小屋に置いてありました。
そしてそのまま終点の「烏石港轉運站」まで乗るだけ、ラクチンです。
3.受付~乗船
受付場所はここでした。
13時からのツアーだったので、12時頃に一度チェックインしました。
受付の方からは「12:45頃に再度来てください。」と言われたため、指定時間までブラブラした後、再集合しました。
4.ツアー本番
天気が悪いです。曇天です。
船に乗りました。
中文で船内アナウンスが入りました。
「今日は波が高いです」
出発前に、事前に希望者に対してビニール袋(いわゆるゲロ袋)が配布されました。えっ。。。
(1)出港後しばらくした頃の船内の様子
思っていた以上に波が高いですが、まだ、乗客の皆さんのテンションは高いです。
左隣の席に座っていた子供はキャッキャしています。
(2)出港してから結構時間がたった頃の船内の様子
右隣に座っていた妻が酔いました。
左隣に座っていた子供はぐったりして棒のように寝ています。
その他の乗客も口数少なくなってしまいました。
(3)亀山島に最接近!
亀山島に最接近しました!
島の付近は波がより一層強かったため、船はさらに揺れました。
その結果、妻がゲロ袋のお世話になりました。
右手で妻の背中をさすりながら、左手一本で撮影した亀山島の写真をご覧ください。
地層がくっきりと見えましたので、妻を介抱しつつ、地層の拡大写真を撮りました。
亀山島の、亀の頭部分です。写真だと見切れてしまいますが、写真の右側はなだらかな斜面になっており、島名の由来に納得できます。
また、亀山島は活火山でもあり、一部、硫黄の影響で海水が水色になっている部分があります。
5.帰港
結局、ホエールには会えませんでした。
しかしながら、この天候ではしかたないですね。確実に会いたいのなら、水族館に行けばいいのですから。
もともとホエールの生活圏に人間が乗り込んでいくのだから、会えなくて怒るというのは人間側のエゴでしょう。
というわけで、ホエールウォッチングは叶わなかったものの、亀島一周を堪能してきました。
帰港後、妻は船酔いでしばらくベンチに寝込んでいましたが。
周りを見ると、妻以外にもゲロ袋のお世話になった乗客がそこそこいらっしゃった模様です。
船酔いハプニングがありましたが、それも含めてよい旅の思い出となりました。
kkdayさんは台湾のツアー会社です。
今は「おうちで台湾」なる企画もやっていらっしゃるようです。